<追記:2025年07月27日>
もう6月ともなれば暑く、暑いとなれば冷やし中華を食いたいのだ。
暑いから食いたいというか、暑い時期は飲食店が冷やし中華を提供してくれるので食いたいのだ。
俺自身としては寒くても冷やし中華を食いたいが、寒い時期は冷やし中華が提供されない。
さて、あの店でも冷やし中華を出しているだろうか、あの店の冷やし中華はどういう感じだろう。
そう思って向かったのは、九条の「大連閣」。
相変わらずの、味わい深く趣きのある佇まい。
暖簾をくぐろうとしたら“冷麺始めました”との札が貼ってあった。
店に入り品書きを見ると、冷麺650円という驚きの安さ。
冷やし中華の値段って今どき850円ぐらいが平均値かなって認識しているので、650円は安い、かなり。
そしてさらに、すべての品が3年前と同じ値段のようで、これまた驚きの安さ。
今のご時世、3年も経てば50円とか100円とか値上がりしてても“……だよねぇ”って思うものだ。
それなのに、ぜんぜん値段が変わっていないようで、利益は出ているのかと心配になるほどの安さだ。
今回の写真と3年前のとでじっくり見比べると、冷麺とアルコール類だけ50円上がっていた。
まずはビール、キリンラガー瓶なので嬉しい。
ビールのお供に餃子、良い感じの焼き色。
そして、冷麺すなわち冷やし中華。
みかんが乗っているの珍しいよね、グリーンピース入ってるのも珍しいな。
ゴロっとした焼豚と、多めに辛子が添えられているのが嬉しい。
冷やし中華に辛子が添えられないことが、ちらほらあるなと感じているんだけど、俺は必ず欲しいな辛子。
錦糸玉子がなく、替わりに茹でうずらの玉子だったのが少し残念、でもまぁ存在感が可愛いので良いか。
美味しくいただいて、改めてこれが650円でいいのかしらって思ってしまう冷やし中華だった。
店自体も相変わらず味わい深く、とても満足した。
<初回投稿:2023年05月21日>
更新をサボっていた時期の積み残し、2022年07月のやつ。
シネ・ヌーヴォで映画を観たあと酒屋の立ち飲みで一杯やって、ちょっと歩いた。
いつだったかもう忘れたが、たぶんTwitterでたまたま知ったんだったか、行ってみたい店があった。
ラーメン、餃子の店「大連閣」。
店先がなんとも味わい深い、くたびれた感じがすごく良い。
そして、ただくたびれて古びているんじゃなく、味気ないサッシ戸なんかと一線を画す戸口の意匠よ。
細かい細工があってさぁ、模様ガラスでさぁ。
あと、屋号が書いてある照明ね、昔の小さな連れ込み旅館風味なんだよね。
もうね、店の存在そのものが、なにも食ってなくても既に美味しい。
まずビール、キリンラガー瓶があって嬉しい。
灰皿はないが、まぁ飲み屋じゃないので大丈夫です。
餃子、手作りの餃子。
注文を受けてから生地をのばしてっていう手作りだから、ビールを飲みつつしばらく待った。
やや厚めの皮がモッチリで、餡がジューシー、焼きたてはふはふビールをグビリ。
餃子を食べ終えビールを飲み干し、ラーメンを。
スープに浮いてる黒いの、焦がしニンニクチップかな、マー油っぽいものかな、と見た目は熊本ラーメンを想起させた。
実際は、あっさりラーメンだったね。
焼豚、もやし、ネギとシンプルな構成だが、焼豚の存在感はなかなかのものだったよ。
ラーメンも餃子も450円なんだよ、安いよな(2022年07月07日時点でね)。
餃子なんて、けっこうな個数あるのにね。
おじいちゃんおばあちゃんでやってる、静かな店。
町中華ってより、町の小さな餃子の店って雰囲気。
外観だけじゃなく中身も良かった。
今も健在かな、再訪したいな。
この店に立ち寄ったのは2022年07月07日
↓「食べログ」での店舗情報
大連閣 (中華料理 / 九条駅(大阪メトロ)、九条駅(阪神)、西九条駅)