とにかく冷やし中華を食ってばかりの2018年、夏。
やっぱ「名代ラーメン亭」の冷やし中華も食っておかねばならないだろう。
以前は美味しいとは思わないけどネタ的に食うという楽しみ方をしていたが、最近はなんだかまともになっている。
さて2018年は、どうか。
まずは今年もやってるね、と確認できて一安心。
店頭タペストリーの値段記載部分が修正されてるから値上げしたようだが、それでも安いね。
スイカだ、スイカがトッピングされてる。
昔の“なんだこれ冷やし中華にスイカって?!“って感慨が蘇った。
錦糸卵に加えて茹で玉子まで乗っているのは豪華に感じるね。
うん、なんか嬉しかった。
<初回投稿:2016年07月05日>
あー、なんか小洒落た店舗になっとる。
俺の思い出の中での「名代ラーメン亭 天神店」は、こうではなかった。
ぜんぜん飾りっ気がなかった。
かつて天神1丁目で会社勤めをしていた頃、昼メシにしばしば利用した。
近いし早いし安かったからだ。
それはもう10年以上も前のことで、今の「名代ラーメン亭 天神店」はそんなに安くなくなった。
そして店舗はキレイに改装されたってわけです。
つーか、場所もちょっと移動してるよね?
以前はもっとエスカレーターに近い位置だったと記憶している。
すっかり立ち寄る機会が激変した「名代ラーメン亭 天神店」なのであるが、ひと夏に一度は食べておきたいメニューがある。
冷やし中華。
ここでちょっと話が逸れるが、俺がひと夏に必ず一度は食べたい冷やし中華は「元祖赤のれん節ちゃんラーメン 野間店」のものだ。
“うまい!”という理由で食いたいものだ。
で、一方、「名代ラーメン亭」の冷やし中華はネタ的に食いたい。
あんまり美味しいと思っていないくせに、ひと夏に一度は食っておきたいという妙な立ち位置のものなのね。
なんかこう、あんまりちゃんとしてない冷やし中華なのよ。
麺はラーメンと同じもので、タレはトンコツスープに手を加えたものかなって感じで、そしてスイカが乗ってる。
スイカ……冷やし中華にスイカって合うか?
あと具材にキャベツも使われてたよな、ちゃんぽんからの流用かな。
そんな感じの、オーソドックスとかスタンダードって言葉を裸足で踏みつけるような独自性のある、そして新たな味の地平を切り拓くでもない“こういうもんでいいじゃろ?”ってな感じの冷やし中華なんだよなぁ。
そんなユニークな冷やし中華を求めて、この夏も「名代ラーメン亭」にやってまいりました。
おもむろに冷やし中華を注文すると、醤油ダレかゴマダレかと訊かれた。
へー、選べるんだ。
醤油ダレでお願いします。
待つことしばし……ここはラーメンは速攻で出てくるが手間の多い冷やし中華はそうはいかんね……そして現れた待望の冷やし中華は、なんかまともだった。
えっ、パイナップル!?
冷やし中華にパイナップル!?
と、上の画像をご覧になって驚愕した方もいるかもしれん。
しかし、俺の記憶の中の「名代ラーメン亭」の冷やし中華と比較すると、ずいぶんまともだ。
スイカに比べると、パイナップルはだいぶまともだ。
小洒落たのは店舗だけじゃなかったのか、冷やし中華もか。
スイカが乗ってるという奇異さは別としても、以前はもっと貧相なものだった。
それがどうだ、なかなかちゃんとした冷やし中華じゃないか。
もしかして……そう思って具材を退けて麺を見てみた。
ああ、ラーメンの麺と思われる麺だ。
そこは変わってなかったか、と妙に安心した。
食ってみたら、フツーにうまい。
普通にお値打ちな冷やし中華500円也だ。
なんかちょっと残念だが。
もうネタ的に「名代ラーメン亭」の冷やし中華を食うことはないのだな。
でもまぁ他の冷やし中華より安いしフツーに美味しいので、フツーにリピートするかもしれない。
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↓「食べログ」での店舗情報
名代ラーメン亭 天神店 (ラーメン / 天神駅、西鉄福岡駅(天神)、天神南駅)