小倉では、とりあえず大丸ビル名店街に行くよねー。
駅を出てすぐだし、寂れた佇まいが好きだ。
で、とりあえずその薄暗い入り口辺りにある立ち食いうどん屋でうどん食うよね……と思ったら、うどん屋がない。
あらー、とうとう無くなったのか、うどん屋。
在りし日の立ち食いうどん屋の画像を貼っておく。
俺は、うどん or そばの二択だったら断然そば派だが、小倉に来ると妙にうどん食いたくなってね。
別に素晴らしく美味しいってものじゃなかったが、場末感が好きだったんだよな。
（ちなみに小倉駅ホームの立ち食いうどんも、なぜか食べたくなる。）
気を取り直して、それじゃとりあえず「ていしゃば」行くか。
古くからやってる立ち飲み屋で、店のオバチャンのぞんざいな接客がちょっと気に入らないんだが、つい立ち寄ってしまうのだ……って、あれ？ ない？
しばらく来ないうちに移転してるわ。
移転つっても、斜め前という至近距離。
以前は別の立ち飲み屋だったよなって場所に「ていしゃば」が。
そうそう、以前は「一休」って立ち飲み屋だったんだな。
その場所に「ていしゃば」と「一休」が共存する形になったわけか（浸食してるのだろうか）。
ふたつの店は店内で繋がっていて、行き来ができる構造だが会計はどうなるのだろう。
以前の「ていしゃば」は長いカウンターがあったが、今は狭くなったな。
カウンターは立ち飲み、座れるテーブル席もあって、それは以前と同じだ。
たぶん店のオバチャンも以前と同じだ。
まずビールを飲もう。
キリンラガー瓶があって嬉しい。
中瓶で480円だから安くはないな。
小倉名物とされている焼きうどんの他、いろいろ食いものがある。
酒のアテは、調理済みの惣菜や小鉢がラップをかけてカウンターに並べられていてる。
そこから竹輪の磯辺揚げを。
軽く揚げなおしてくれて、暖かい状態で提供された。
キャベツまで添えてある。
なんだか以前より、店のオバチャンの接客が柔らかくなった気がするな。
まだ午前中で客が少ないからテンション上がってないのかな。
なんですぐ近くにわざわざ移転したのかオバチャンに訊くと、立ち退きだみたいなことを答えてくれた。
ああ、だから立ち食いうどん屋もなくなってたのか。
うどん屋の隣の、立ち飲みってな看板があるが実際には座りの店ようで俺は入ったことない店は、まだ健在だったが。
そこもいずれ立ち退いて、この辺は再開発されるんだろうか。
個人的には開発されたくないが。
そんなに好きな飲み屋ってわけでもないが、小倉に来るとしばしば立ち寄った店だから、閉店かと驚いたが移転して健在で良かった。
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