<追記:2023年05月10日>
いよいよ、とうとう営業最終日の「大御所酒坊」2023年05月10日。
暖簾の貼り紙が、前日までとは変わっていた。
最終日はもう通常の営業ではないですよ、という旨のもので、ああ本当に最終日だ。
それでもいつものようにキリンラガー瓶。
そして湯豆腐。
昨日までは湯豆腐のみの販売とさっれながら実はなんかしらあったけど、この日は本当に湯豆腐しかなかった。
名物と謳われる湯豆腐、実は初めて注文した。
いつもの“どぼん”じゃなく樽酒を飲んでみた。
さようなら「大御所酒坊」、もうそれしかない。
なんかこう、思いの丈とかうだうだ書き連ねてみても詮無いことよね。
マスター、ママさん、それぞれに馴染みの客と談笑していて、もうそれで良かった。
ご苦労様でした、ありがとうございました。
<追記:2023年05月09日>
もともと土日とか祝日に出かけるのが好きじゃなくて、ゴールデンウィークとくれば尚更。
そんなわけで上本町での仕事を終えて久しぶりに「大御所酒坊」に訪れたのは2023年05月08日。
暖簾に“湯豆腐のみの販売となります”の貼り紙。
これは、拙ブログにコメントを寄せてくださる方、また食べログで交流のある方からの情報によって既知だった。
が、実際に自分の目で見ると、ああ本当にもう終わってしまおうとしている、と実感してしまう。
貼り紙にの文句は“本日は”から始まっているが実際は閉店の日まで、ずっとそうなのだ。
この日だけいろいろ品切れしてますってことではなく、もう最後の日までいろいろ仕入れませんということ。
そういうわけだから、店内の壁に並んでる品書き短冊にも“完売”の札が貼られている。
完売、完売、完売、完売が並んでいる。
このことも既知だったわけだが、なかなか寂寥感が、くるね。
暖簾の貼り紙より完売のほうが破壊力あったわ。
いつものようにキリンラガー瓶、そしてマカロニサラダ。
湯豆腐しかないというのは実際には正確じゃなくて、なんかしらちょろっとあったよ。
一寸豆、明太子、温泉卵、合鴨、辛子高菜とかあったかな(けっこうあるな)。
注文したことのない焼き鯖を頼んだ。
焼きたてじゃないけど、ほっくり、これ一品で日本酒ふたついきましたわ。
もう残り二日だ。
そしていよいよ、終わってしまう日の前日2023年05月09日。
なにごともないように、いつものようにキリンラガー瓶。
それと、ウインナー、おしなべていろいろ完売になってるのに何故だか生き延びているウインナー。
うん、ウインナーだ、という感想しかないがとにかくビールに合う。
そして厚揚げ、これもしぶとく(と言うのもアレだが)生き残っている。
湯豆腐が健在であることと関連性があるんだろうか、同じ豆腐屋さんから仕入れてるとかね。
箸でひとつかみサイズに包丁が入れられていて、食べやすくていいね、これは日本酒だね。
あっ、そうそう、この期に及んでみたいなタイミングだなぁと感じてしまったのだが店内に変化が。
コロナの感染対策のパーテーションが撤去されてた。
かつてのすっきりした光景になってて、良かったなぁ。
さて、とうとう閉店の日がきてしまうわけだが。
行こうかどうか、ちょっと葛藤している。
<追記:2023年04月29日>
まだ行けるな、うん、まだ行ける「大御所酒坊」。
早朝05時台から部屋で仕事をしていて、13時台後半に昼メシがてら「大御所酒坊」2023年04月26日。
既にだいたい8時間ほど仕事をしてるので、飲んでもいいのだ。
いつものようにキリンラガー瓶からスタート、やっぱビールは大瓶だよな。
今まで注文したことのない品をと、初めてのエビフライ。
あんまり揚げものを食おうという気分にはならないんだよな「大御所酒坊」では。
そういうのってチェーン展開居酒屋でも食えるじゃん、って。
まぁ業務用の冷凍かなってエビフライだが、揚げ具合が良好で尻尾もパリっと食えました。
そして、どて焼。
ここでは初めてだ、どて焼。
スジ肉が、柔らかくこっくりと、甘めで味が濃く、七味と山椒を振ると最高。
これはビールもいいけど日本酒だろうと、“どぼん”を。
どて焼きなんて酒場の定番も定番だろう、なんで今まで注文しなかったんだ。
そう思われるかもしれないが、俺にはけっこうリスキーなんだよ。
スジ肉じゃなくてモツだったり、白味噌仕立てだったりすると、もうダメなの俺は。
だからリスク回避のため注文を見送ってたの。
「大御所酒坊」のは、当たりだった。
やはり朝から部屋で仕事をしてからの、15時台後半に早めの晩酌「大御所酒坊」2023年04月28日。
キリンラガー瓶と、どて焼でスタート。
それから、初めての納豆。
納豆は、注文すると玉子を全卵使うか黄身だけがいいか訊いてくれるので、黄身だけで。
この“黄身だけ”は「食べログ」で交流のある人が推しているオーダーだ。
部屋での晩酌で納豆を酒のアテにするときも黄身だけにするが、白身の処遇に工夫が要る。
簡易湯豆腐に入れたり翌朝の味噌汁とか吸いもの入れたり、とにかく捨てないように。
飲食店では黄身だけで頼んでも、白身は他の料理とか揚げもののコロモをつけるのに使ってくれるだろう。
納豆で“どぼん”ふたついけたね、酒が進むねこれは。
次もきっと、納豆を頼もう。
<追記:2023年04月26日>
閉店するその日まで、可能な限り「大御所酒坊」に行きたい。
あの店すごく好きだったな、という記憶の断片を増やしたい。
金曜の午後、天六で昼メシを食ってからの「大御所酒坊」2023年04月21日。
やっぱりいつもキリンラガー瓶からスタート。
やっぱりいつも鳥皮焼からスタート、バカのひとつ覚えなんでしょうか俺は。
でも今まで注文したことのない品にもトライしてみたよ、初めてのポテトサラダ。
ああ、これいいね、イモのもこっと感も残り、キュウリしゃきっとして刻んだ茹で卵が嬉しい。
そしてパセリがアクセントになっており、なんかいろいろ楽しいね食感とか香りとか。
うん、でもこれは日本酒いっちゃおうかってやつではないかな。
今まで注文したことのない飲みもの、初めてのハイボール。
ああ別々で来るのね、TANSANの瓶かわいいね。
ウイスキーはホワイトホースか、ブラックニッカとかじゃなくて有り難い。
ホッピーセットみたいにナカ(ウイスキー)おかわりできるのかなと思ったが、それはダメでした。
しかしポテトサラダとハイボールはよく合うなぁ、ハイボールおかわり。
月曜の昼下がり、上本町で仕事を終えてからの「大御所酒坊」2023年04月24日。
やっぱりいつもキリンラガー瓶からスタート、なんだけど、実はこれ小瓶なんですわ。
今までとくに意識せず大瓶を飲んでたが、というか瓶ビールくださいと注文すると大瓶が出てきていたが。
小瓶もあるんだなと、ふと気づいたのだった。
それで念のため“小瓶もキリンラガーですか”と訊いてみた、一番搾りとかだあったらイヤだし。
そういう流れで、初めてのキリンラガー小瓶。
うん、当たり前だけど小瓶ってすぐなくなるね、やっぱ大瓶がいいや。
スポット参戦メニューを一瞥、小松菜と豚肉のごま油炒め、ふむふむ。
穏やかな味で、ガッと炒めましたというものじゃなく、控えめに炒め煮しましたという控えめな一品。
まぁこういう感じが酒のお供にちまちまつまむのに良いわな。
そうなると“どぼん”ですね。
そして不動のプロパーメニューから、こういうのもあったんだっていう、初めての合鴨。
予想したよりぼってりとしたボリュームで出てきた、あら食べがいがありそう。
じんわり旨味が深くて、やわらかくて、脂がプルっとなめらかで、これはうまい。
うまいので酒が進む、“どぼん”おかわり。
この合鴨、ワインもいけるんじゃないかと感じ、もしかして注文したことないけどワインあったっけ……
と思ったが、見当たらなかった。
締めに、チーズに塩(いつものパターン過ぎて、もはやチーズは撮ってさえいない)。
注文したことのないものを攻めても、やっぱいつものやつに落ち着いてしまうんだね。
いやでも、まだまだ挑みたいな注文したことのないものに。
あと何回、「大御所酒坊」に行けるだろう。
<追記:2023年04月14日>
大きな喪失感。
前触れもなく「大御所酒坊」が閉店することを知ってしまった。
それは「食べログ」上でだけ交流のある人が寄せてくれた情報だった。
その時点では“とても信頼できる人からの情報だが、人から聞いた話しである”という状態だ。
いや、いや、まだ聞いた話しだ、と片付けようとする気持ちだった。
そうやって、受け入れまいとする感情が俺の中にあった、なにかの間違いであったら嬉しい、と。
もちろん、そんなふうに現実から目を逸らそうとしても後ろ向きでしかなく、無意味だ。
金曜の朝、行ってみた。
まだホワイティの飲食店街は照明が暗いが、「大御所酒坊」は09:30オープンなんだよね。
こんな時間帯に寄ったのは、はじめて。
まずビール、平日の朝であってもまずキリンラガー瓶。
先客はなし、早い時間帯って大将が一人でやってるんだね。
いつもと違って静かだが、いつもと変わらぬ店内だった。
だが。
閉店することを知らせる貼り紙があった。
ああ、これを見てしまったから、もはやこれで絶対的な事実だと受け止める以外にない。
思わず“閉まるんですね”と声に出すと“そうなんです、閉まるんですよ”、とだけ。
うん、「大御所酒坊」は2023年05月10日までなんだ、それでお仕舞いになる。
じゃあ、もう、そういうことなんだから。
いつも通りに、鳥皮焼、どぼん、チーズに塩。
昭和38年に開店とのこと、俺の人生より長いことやっている店だ。
その積み重ねられた時間の流れに対して、俺がこの店で過ごした時間なんてちっぽけだ。
だからラストの日に駆けつけようなんて思わない、ガチの常連諸氏だけ集まってくれたらと思う。
でも、まだ何度か寄らせてもらう。
<追記:2023年02月22日>
ぼちぼち春が来るよねと「大御所酒坊」で感じた。
行ってみたい酒場があったんだけど、その店には瓶ビールがないと知っていた。
じゃあまず、ここでキリンラガー瓶だ、外飲みの初手は瓶ビールにしたいんだ。
鳥皮焼、チーズ、いつものアテで飲っていたら、店のお母さんと常連客氏の会話に“おっ?”となった。
へぇ、そういうメニューがあるのか、と。
菜の花からしあえ330円也、なるほど初春だね。
辛子の風味も少しの甘味も、いい按配で、なにより量が少ないのが良い。
こういう品は、たっぷりどっさりあると、げんなりしちゃうのよ(個人の感想です)。
これは日本酒と楽しみたいねぇ、行きたい店があるんだからビールだけにしとこうと思ってたんだけど。
抗えずに、“どぼん”をお願いした。
この店、不動のプロパーメニューに揺らぎなしって思い込んでたが、こんなのもあるんだってのが他にも。
豆腐チキンサラダの大葉春巻き、白菜と豚肉のとろとろ煮、俺が知らなかっただけかスポット参戦か。
次の機会にそれらを試してみたいなと思った。
<追記:2023年01月05日>
あけまして「大御所酒坊」。
何日から新年の営業スタートだったか知らないが、2023年01月04日に「大御所酒坊」初め。
どうやらホワイティうめだが2日から営業だったみたいなんで、「大御所酒坊」もそうかな。
まぁとにかく、今年もこの店で酒を飲めるのが嬉しい。
やっぱりキリンラガー瓶だよ。
このときハシゴ2軒目だったんだが、1軒目は瓶ビールがない店だったから、ここで。
俺は今年も、瓶ビールが好きだ。
そして、チーズと、鶏皮を焼いたやつ(品書きでの表記は“鳥皮焼”)。
チーズに、卓上の塩を添えて。
だいたいいつも頼んでる気がするな、チーズ。
本当にだいたいいつも頼んでるだろうか、チーズ。
ふと思って、年頭にあたって過去を振り返ってみた(暇なのか)。
これは2021年の初春。
平日の午前中に寄ってるな、何してたんだろう俺。
ビールにはコロッケだよね。
コロッケに醤油派です。
うざく、そして日本酒。
この店では、うざくもお気に入りなのよ。
あっ、チーズ頼んでないや。
そして季節は夏に。
地下街は日差しを避けられて良いよねぇ。
夏はビールと、うざく、イエス。
あれ、俺が“だいたいいつも頼んでる”のって、もしかしてチーズじゃなく、うざく……。
鶏皮もいってるねー、そして日本酒とチーズだ。
どうやら、ビールの次に日本酒までいっちゃう、というのがチーズの出現条件のようだな。
盛夏、いきなり日本酒と、うざく。
日本酒は種類があるんだけど、これは通称“どぼん”と呼ばれてるやつ。
どぶ漬けクーラーにドボンと浸かってるやつで、気分的に涼しさを感じるやつなのよ。
そして、見た目よりキュウリどっさり潜んでる、うざく。
ザクザクと食感から涼しさを味わえて、夏に嬉しい。
チーズ頼んでないね、日本酒いってるのに。
“日本酒までいっちゃう、というのがチーズの出現条件”と書いたな、あれは嘘だ……。
2022年初「大御所酒坊」は01月06日だった。
店先を真正面から撮れるタイミングって、なかなかレアなのよ。
この日は奇跡的に人通りが少なかったんだな、コロナ的な影響もあったんだろう。
うざく頼んでるね、それと鶏皮。
夏じゃなくても、うざくじゃん、夏に嬉しいとか書いておきながら。
一方、チーズは……。
初夏、いきなり日本酒。
この日は1軒目でビール飲んでたんだね、だから日本酒。
ここに2軒目に寄ることも割とあって、そんで“あぁ〜、やっぱ大御所やで〜”ってなるのよ。
あまり楽しめない店に入っちゃった気持ちのモヤモヤを、寛解させてくれるの。
うざくいってるね、あと焼売って珍しいね。
うん、しかし、わかったよ。
チーズのこと“だいたいいつも頼んでる”ような気がしてたけど、どうやら違うわ。
うざくだわ、“だいたいいつも頼んでる”のは。
また夏がきた。
夏はビールとうざく、間違いない。
おやおや、久しぶりにチーズの姿が。
そして夏の盛り。
ああ、ちなみに「大御所酒坊」は空調いい感じで夏も冬も快適だよ。
ビールと鶏皮、日本酒と、チーズ。
おわかりいただけただろうか。
振り返ってみるとチーズは“だいたいいつも頼んでる”ということはなかった。
せいぜい“そこそこ頼んでる”かなぁ、いや“たまに頼んでる”とするべきか。
でもわかってください、俺が「大御所酒坊」でチーズに塩を添えるのが好きだって気持ちは本物なんです。
いや、どうでもいいか。
皆さんには関係ないことなので、皆さんは好きなもの頼んで楽しくお過ごしください。
それにしても振り返ったなぁ(取りこぼしがある気がするが)、時の流れを見たなぁ。
時が流れても変わらず「大御所酒坊」が在ることが嬉しいね。
これからも末長く、立ち寄らせて欲しいものです。
今年もよろしく「大御所酒坊」。
<初回投稿:2019年10月17日>
仕事帰りに梅田で飲むとなれば新梅田食道街か大阪駅前ビルなんだけど、ホワイティ梅田で飲んだことないなと、そう思い立って。
そこそこけっこう飲めそうな店が並んでるね、ホワイティ梅田。
どこで飲もうかと二往復くらい吟味して、いちばん惹かれた「大御所酒坊」。
昭和の立ち飲みって感じだ、好きな感じ。
まずはビール、キリンラガー瓶があって嬉しい。
タバコも喫えて嬉しい。
ビールのアテに、このあと日本酒にシフトすることも踏まえて、うざく。
アテはいろいろあって、安いね。
コの字カウンターの中のスペース真ん中辺りにショーケースがあって、そこに作り置きの惣菜なんか格納されてる。
そのショーケースが、子供がシール貼りまくったり落書きしまくったみたいになってて面白い。
鳥皮焼を注文してみた。
適度な焼き具合、塩加減、これは日本酒にもいけるね。
日本酒はいくつかあって、いちばん安いのを。
チーズもいい。
カウンター上に食塩があったから、それを添えて。
これも日本酒に合う。
風情があって、居心地のいい酒場だなって感じた。
後日またホワイティ梅田へ。
何軒か店があるんだから今回は別の店にトライを……とか思いつつやっぱり「大御所酒坊」。
惹かれちゃうんだよなぁ。
キリンラガー瓶と、はも皮(酢の物)。
そして前回同様、鳥皮焼を注文してしまった。
皮と皮、どんだけ皮が好きなんだっていう様相となってしまった。
もういっそ、鮭皮の炙ったのでも欲しいくらいになってしまった。
気分を変えて、蒸し鶏中華ごまだれ。
どれもこれも300円くらいと安いから嬉しい。
アテが安いからあれこれ頼んで、日本酒もおかわりを重ねてしまえる。
やっぱいいよなぁ、この店。
俺は仕事帰りにしか行ってないけど、午前中から開けてるんだよねえ。
素敵だね。
この店に初めて立ち寄ったのは2019年09月04日
↓「食べログ」での店舗情報
大御所酒坊 (立ち飲み居酒屋・バー / 梅田駅(阪急)、梅田駅(大阪メトロ)、大阪駅)