河原町の朽ちかけビルにある登れるダイニングカフェ「UP! FIELD」ちょっと面白い

熊本市の河原町は、昔は繊維問屋街だったそうで今でも名残りがあるっつーか、現在もアパレル問屋がある。
市電の河原町電停の近くに国際繊維市場だったかそういう名前のコンクリートビルがあり、なかなか素敵に朽ちているのだが、そこに若い人たちが店を開いて楽しげなムーブメントがある。

アップフィールド:外観アップフィールド:外観

毎月第二日曜日は『河原町アートの日』として、なにやらイベントを興しているんだよね。
俺は見に行ったことはないんだが、良い動きだと思っている。

アップフィールド:外観

ビル内の昼間も薄暗い通りに、バーだとかカフェだとかいろいろな店が営業しているのが、楽しい。
熊本らしくない、楽しいスポットだ。
と、思っていたんだけど久しぶりに立ち寄ったら、店が減ってねぇか?
昼下がりから酒が飲める店とかあったのになぁ、撤収したみたいだなぁ。

逆に、以前は店の造作はあるのに営業してないのかと思ってたところが開いてるみたいで、入ってみる。

アップフィールド:店先

「UP! FIELD」っていう、なんかアメリカンなダイナーっぽい店。
この店先の佇まい、カレージっぽくていいねぇ。

アップフィールド:店先

店先に掲示してあるメニューを見ると基本メシ食う店のようだが、ビールがあるな。

アップフィールド:店内アップフィールド:店内

店内は、いい感じにカラフルに散らかっている。
こういう雑然とした感じは好きだし、ポップな雑然さだと思うよ。

ビールを飲みたいと思っていて、店先のメニューには生ビールが記載してあったのだが、どうやらカフェ使いがメインである店という印象を受け、あんまり生ビールは回転してなそうに思えた。
というわけで瓶ビールを所望。

アップフィールド:ビール

この画像の泡を見るとわかると思うが、まぁ冷えてない(笑)。
だが許せる。
たぶん酒を飲む目的での客は、あまりないんだろうね。

壁にはゴツいカナビラとか山登り道具っぽいものが飾られていて、なんでかなと訊くとマスターの趣味らしい。
この店は以前のオーナーから割と最近になって引き継いだという若いマスターは、もともと山登りだっけ断崖絶壁とかを登るのが好きなんだそうな。 クライミングっての?
そういうわけで、この店には、ボルダリングっての? そういう競技のためのウォールがある。

アップフィールド:店内

マスター手造りってことで、そんなに大きなものではないが鉄管で支持された立派なものである。
好きに登っていいらしい。

あまり酒を飲むのに適した店とは俺は思わないけど、河原町らしい面白い店だなと思う。
ランチを14時からやっていて、その時間に飲めるのか訊くと飲めますよとのこと。

この河原町のビル自体が面白くて、でも店が減ったのが寂しいので、ここはユルく続けて欲しいな。

↓「食べログ」での店舗情報

アップフィールドレストラン(その他) / 河原町駅呉服町駅慶徳校前駅