俺もそこそこ大阪のあちこちの店を知っているほうだよね、などと思っていたが間違いだった。
天満には割と足を運ぶが、いい感じに昔っぽい飲めそうな食堂があることを知らなかった。
扇町公園の向かい、地下を堺筋線が通る大きな通り沿いにある「田舎家」。
いつも商店街の中をうろうろしてるものだから、この店の存在を知らずにいた。
さて、外観から得られる情報では“飲める食堂”かどうか、判断がつかない。
路上の看板には“おかず色々”とあるからそれをアテに飲めそうだが、“飲み処”といった表記はない。
あくまで“食堂”であり“めし”の店だろうかと思わせる。
まぁ入ってみりゃ判るよねと店の中へ。
キリンラガー瓶があって嬉しいし、灰皿もある。
アテになるおかずもあったよ、まぁまぁいろいろあったよ。
壁の品書きを眺めると、やっぱり食事の店だよねと感じる。
うどん、そば、丼とか、けっこう安い価格設定。
ラインナップの中に“玉子入 すきやき”というものがあって、それが550円だった。
すき焼き550円で食えるって安いじゃん、と飛びついてみた。
立派な土鍋で、熱々のすき焼き。
なかなかボリュームもあって、これはいいねと嬉々として食い始めた、のだが。
まぁ値段が安いから肉は少ないよねというのは想定内だったが、ネギやタマネギが、とても多い。
食べ進めるほどに、段々とタマネギに辟易してきてしまった。
これはもう日本酒でタマネギを流し込むしかなかろう、という事態に。
いやまぁ、安くで腹一杯にという気持ちで、タマネギどっさりなんだと思うよ、きっと。
別の日に、酒じゃなく昼メシを食おうと立ち寄ってカレーライスをお願いした。
まぁおいしいカレーだったんだけど、これもまたタマネギが多めだなぁと感じた。
この店のことをGoogle Mapsでおさらいしてみた。
営業時間について、通し営業っぽく表記してあるが、中休みがあるのは把握済み。
気づかなかったが、お造りもあるようだ。
じゃあ、おかずケースから一品選んでビールを飲み、お造りと日本酒にシフトするのが最適解かもしれない。
次の機会には、そういう段取りでいってみよう、と思った。
そしてまた行ってみたら、休業していた。
貼り紙があって、手術のため2ヶ月ほどお休みするとのこと。
それは大変だ、めでたく全快となること願うばかりです。
再会はおそらく5月下旬ということになるだろうか、手術の成功を祈りつつ待ちます。
この店に最初に立ち寄ったのは2024年01月29日
↓「食べログ」での店舗情報
田舎家 (食堂 / 扇町駅、天満駅、中崎町駅)