【閉店した模様】港の近くのビルの狭間にひっそり博多区石城町「畠中酒店 支店」

<追記:2019年06月27日>
閉店してるとのコメントいただきました。
すごく賑わってた記憶があるから、残念に思ってる人が多いだろうな。

<初回投稿:2015年10月24日>
博多区の石城町に角打ちできる酒屋があるとの情報を拾って。

石城町というのは博多港がある築港本町の隣で、もう海っぺりなわけなんだが、でもまぁ博多の街は海に近い。
とは言っても、やっぱそこそこ遠い。
地下鉄や私鉄では行けないエリアで、どうやって行けばいんだろうって感じではある。
たとえば博多駅からは2.7km、徒歩32分というデータがある(Google map調べ)。
たぶん、バスで行くのが最適解かなぁ。
でも俺、バスって嫌いなんだよね、どの路線に乗ればいいのかわかんない……いや調べればいいんだが、ちまちま調べなければならないものを利用するのが嫌なんだよ、電車なら線路があるところにしか行かないから明快だと感じるがバスは油断すると何処へ行くかわかんない無限の可能性があるよな。
実は移動の最適解はチャリンコだと思うんだけど、自転車の飲酒運転も禁じられているわけだから酒屋で角打ちしにチャリってのはナシなわけよ。
そんなわけで、歩いて行きました。

目的地が見えました。

畠中酒店:外観

だいぶ港湾地域のようでいて住居地域じゃないとも言えないが商業地域とは言えないかな、といった妙なエリアなんだけど、目指す店の佇まいも妙な感じで景観にマッチしてないね。
いやまぁ、それにしても遠かったね。

畠中酒店:外観畠中酒店:外観

かなり近づくと、おおなんだか古びた何屋さんだかわかんない店だなという外観だ。
看板に福徳長とあるから、酒好きなら酒に関する店かなと推測できるかな。

酒屋で角打ちというビジョンを思い描いて遠い道のりを行ったのだが、なんか想像とは違った。
土間のコンクリに食堂みたいなテーブルが並び、チープな椅子が用意されており、そのスペースそこそこ広いのも食堂チックである。

畠中酒店 支店:店内畠中酒店 支店:店内

あまり酒の小売りをしている様子はないが、こちら看板に“支店”とあるだけに本店は配達メインの業務酒飯で支店は立ち飲み部門ですよってことかもしれないねぇ、憶測に過ぎんけど。
ま、入って左手の壁沿いにはカウンターがあり、その奥には酒瓶がたくさん並んでいたので、小売りも多少はね?
うーん、ここはカテゴリ的に角打ちできる酒屋ってことで、いいのかどうなのか。

畠中酒店 支店:店内

カウンターに立ち、ビールを注文。

畠中酒店:ビール

キリンラガー瓶があって嬉しい。
なにかアテも注文するかと思って見渡すと、カウンターの上のガラスケースに料理がいろいろ並んでいた。

畠中酒店:料理

角打ちのアテとしては立派すぎるくらいの料理だ。
どれも結構な量があり、俺は酒を飲むとき食いものはそんなに要らないタイプなのでどうしたもんか。
それほどヘヴィじゃないかもとシュウマイをお願いした。

畠中酒店 支店:料理

レンチンされて出てきたそれは、野菜も添えられ立派な一品であった。
立ち飲み屋と考えれば立派なもので、だが朝からハシゴ酒をしている俺には過剰なものだった。

それはそうと、先客も何人かあったが、後客もどんどんやってくる。
どうやら今日は団体の予約がはいっているらしかった。
ジャケットを着た男性が続々と集い、たぶん近所の会社の酒宴なんだろうなぁ。

うん、アクセスが微妙な立地だから、近隣の客がメインになるよねぇと思えるわな、この辺に住んでいる人か働いている人かね。
地域の人に支えられてる店なんだなって、その点はとても良いなと思うよ。

俺はまぁ、ちょっとまた再びわざわざ訪れたいとは思わないってのが正直なところだけどね。
ラガー大瓶とシュウマイで会計720円で悪くないじゃんと思うがね、やっぱアクセスが大変だわね。
いや近くに住んでるとか働いてるんなら、ぜひ行ってみて欲しいと思うんだけどさ。

↓「食べログ」での店舗情報

畠中酒店 支店立ち飲み居酒屋・バー / 千代県庁口駅呉服町駅