ブルータルな物量に打ちのめされたが気力で立ち向かった「軽食の店 ルビー 泊店」那覇市泊

いやいやいや、こんなに暴力的にボリュームあるメシなんて、と笑ってしまうほど。

軽食の店 ルビー 泊店

以前、「ピッツバーグ・フォーラム」に行ったとき通りすがって“ああ、ここが地元で人気のAランチの店か(ネットで得た知識)次の機会に寄りたいな”と思っていた「軽食の店 ルビー 泊店」。
機会が訪れたので行ってみた。

軽食の店 ルビー 泊店

昼メシどきには混むだろうからタイミングをズラそうと10時台に向かったが、続々とタクシーが駐車スペースへ。
なるほど地元の運転手さんに人気って感じか。

この店ではAからCまでのランチがあって、いちばん軽くて安いCランチを食ってみるつもりでいたが、前日に飲んだ「カラオケパブ ナハ」で居合わせたオジサン客から“Aを食べるべき!”とオススメされたしなとAランチにしてみた。

軽食の店 ルビー 泊店

まずスープが出てきたんだけど、このスープって沖縄ではしばしば遭遇するって気がする(まだ沖縄2回目だというのに既にそう感じている)。
そしてAランチが現れた。

軽食の店 ルビー 泊店

ああ……ちょっとこれは、やらかしたな。
なんて物量だ。
ウインナー、ポーク玉子、赤いプレスハム、ハンバーグ、とんかつ。

軽食の店 ルビー 泊店

とんかつが覆いかぶさって全容が見えてないが、ハンバーグは見えている部分の2倍弱の大きさがある。
それよりもとにかく、とんかつがデカい。

軽食の店 ルビー 泊店

食いものとタバコを一緒に写すのは好きじゃないんだけど、大きさの比較として撮ってみた。
とにかくアホみたいにデカい。
表面積はべらぼうにデカいのだが厚みはそんなにない、のだが、これを残さず食べるのは大変だった。
筋張って脂が多くコロモはザクザクで、猛々しい野生のとんかつという感じだった。

ナイフで切っては食い切っては食い、切ってはトンカツソースをかけて食い切っては醤油をかけて食い切ってはウスターソースをかけて食いという工程はなかなか終わりの見えてこないものだった。
早い段階から満腹感に苛まれた。
とんかつを切っては食いの合間にライスも食べ進めなければならないのは恨めしかった。
とんかつの脇にはマカロニサラダが添えられていて、これもまた満腹を助長するもので憎らしかった。
先に出てきていたスープでも胃の容量を無駄に占められてしまったと、思い返して憎らしかった。
心の拠り所は千切りキャベツだけだったが、それはすぐになくなった。

軽食の店 ルビー 泊店

美味しいとは思わなかったし、無駄に満腹になった。
この日はまだ何軒かの飲食店を巡る計画を立てていたが、もう無理だと感じた。
とか言いつつ、沖縄の“軽食”はウルトラヘビーだなと経験して、旅先で酔狂な楽しみをしたな、と感じた。
凶暴なボリュームを、なんとか気力で食べきったという達成感も得た。
無難にCランチにせずAランチを注文したことは、その点では良かった。
もっともCランチでも品数は減るようだが、とんかつの巨大さは同じみたいだね。

軽食の店 ルビー 泊店

ところで、お冷の替わりにセルフの冷たいお茶とアイスティーが用意されていて自由に飲めたんだけど、アイスティーが予期せず甘かったのでそれも満腹感を助長したな。
アイスティーが用意されてるのは沖縄の食堂では珍しくないみたいなんだけど、どこも甘いのかな。

↓「食べログ」での店舗情報

軽食の店 ルビー 泊店定食・食堂 / 美栄橋駅