更新をサボっていた時期の積み残し、2020年師走から年を跨いでの寒い時期。
この頃は中崎町の現場に通っていて、仕事が終われば天満で飲むのがルーティンだった。
そして天満といえば「銀座屋」となかば脊髄反射的に足が向いたのだが、他の店にもたまには立ち寄った。
商店街の「天満酒蔵」。
昭和からやってんなーっていう、好みの存在感。
ビール大瓶400円か、天満価格は390円という認識なので10円高いな。
店内はそこそこキャパがありカウンター席の他にテーブルも。
まずビール、キリンラガー瓶があって嬉しい。
喫煙可なのも嬉しい。
まぐろお造り、だし巻玉子、提供は早い。
ま、だし巻玉子は作り置きだけどね、いや200円だから作り置きでもいいよ。
焼あさり、こういのもあるのか。
こうなると日本酒だね、チロリで出してくれるのがいいね。
クリームチーズおかかのせ、これが俺にヒット。
安い(200円)し日本酒に合う、醤油ちょっとたらしてね。
お手軽価格の大衆酒場ってとこで、なにかすごく惹かれるってわけでもなかったんだけど、こういう店が日常的に使えるのって幸福度が高いよなぁって感じたよ。
そんなこんなで再訪。
しまった、ハムカツはショボかった。
こういう伝票、いいよね。
昔っからやってる酒場って感じがして好き。
また別の日に。
お造りと、なんだったけかなこれ……なんか思い出せねぇ魚の焼いたのだか。
クリームチーズおかかのせ、こいつは間違いないねぇ。
そしてまた別の日。
割と間が空いたりしてるのよ、緊急事態宣言下での休業があってさ。
これを書いてる今も、きっと休業中だろう。
間が空いたもんで、ハムカツがショボいということを忘れていて注文してしまった。
いや単純に俺の記憶力がショボいせいかもしれんが。
まぐろ山かけ、こういうアテで飲むのが大衆酒場って気分だよね。
でもこれ450円でね、俺にとって微妙なラインの価格設定だった。
作り置き200円だし巻玉子、こういうのでいいや。
こういうので日本酒いっときゃ安上がりでいい。
とまぁ、わりかし寄ってる酒場なんだけどね、そこまで好きってほどでもなかったりする。
女将らしき人物が若手男子にぐちcぐひダメ出しするような場面があったりもして、そこまで好きじゃない。
ただ、そこまで好きじゃないけど此処でいいや、って選べる環境下にある、ということが良いの。
それはどういう事かというと、この程度の酒場が、もし博多にひとつ、千代にひとつ、天神にひとつ、西新にひとつ……という具合に存在したとすれば、俺は福岡を離れなかっただろうなって事なのね。
この「天満酒蔵」が良いんじゃなく、天満が、大阪が、このくらいの酒場ならそこかしこになんぼでもあるやん、というのが良いということなのよね。
あ、この店のこと褒めてないな、あんまり。
この店に最後に行ったのは2020年03月11日
↓「食べログ」での店舗情報