こんな酒場こそが歓びだ「酒の大八」大阪市旭区千林


<追記:2024年12月26日>
京阪千林駅の改札からすぐの千林駅前あじな商店街という路地にある「酒の大八」。
ものすごく味わい深い酒場で、初めて訪れたときに“きっと再訪を”と強く思った。









しかし千林って住んでるとこから遠いし、仕事で行くチャンスも発生せず。
でもわざわざ「酒の大八」に行くためだけの目的で「酒の大八」に行きたいなぁ。
そう思ってはいたが、やはりなかなか行くことはなくて再訪は1年10ヶ月ぶりぐらいになってしまった。









キリンラガー瓶があって灰皿があって。
ニラ玉なんかつまんで、また来れたことの嬉しさを噛み締める。









店のおっちゃんたち(みなさんそこそこ高齢)元気そう。
スタッフ全員燻銀、ってのも魅力だねこの店の。









この近くに住んだら幸せになれそうだよなぁ、なんて思ったりする。
今の俺は定期的に通うべき現場はなくリモートで済んじゃうから、引っ越しは可能ではあるんだよなぁ。
そんなことを考えてしまうが、いや待て、遠くてたまにしか行けないからこその魅力、というのもある。



再訪できたのは2024年10月07日。
次はいつ行けるかな、というのを楽しみに生きていくというのもアリだな。





<初回投稿:2023年02月11日>
千林商店街の東の端、京阪千林駅の改札がある辺りに、千林駅前あじな商店街という路地がある。
いやほんと商店街と名乗ってるけど路地だよねぇ、そこに入っていくと、やがて見える。









もうその外観だけで惚れ惚れしてしまう「酒の大八」。
あ、あそこだな、と遠目に確認できた斜めのアングルに、惚れ惚れ。
店の前まで来て、看板を仰いでまた、惚れ惚れ。









緩い曲がり角に建ってて出入り口が2面あるのね、その2面をとらえて惚れ惚れ。
建物の2階は住居って造りなのかな、めちゃくちゃ質素に見えるのも味わい深い。
もうね、店の外観を眺めてるだけで酒が飲めるよ、いや店内で飲めって話しなんだけど。









開店16時を1時間ほど過ぎようかというタイミング、もはや盛況だったがカウンターになんとか空きがあった。
座って、まずは酒、常温で。
ここの前にビールは既に飲んでたってのもあるけど、いきなり酒でいきたい、という気分にさせる雰囲気。
アテに、とり皮焼き、けっこう身がついてて予想外だったが、食い応えがあって酒も進む。
そうなると、酒おかわり。
嬉しい喫煙可だから、腰を落ち着けて飲める。









それにしても、品揃え豊富な酒場だね。
そうなんだけど、品書き短冊が雑然と貼ってあるから見にくいし、貼り方にカテゴリ毎みたいな法則性もなさそう。
まぁそれはそれで、通い詰めたとしても“えっ、こんなんあったん?!”みたいな喜びがありそうだけどね。
地理的に俺の行動圏内じゃないから通い詰められないのが悔やまれる、いやまたわざわざ来たい。



テーブル席はグループ客で賑やかで、ご近所さんって感じで、意外と若い人たちの利用もあるんだね。
カウンター席は独り飲みのおっさんばかりで、つまり俺の場所だ。
席につくときコートを脱ごうとするなり、フロアを切り盛りするおばちゃんが大きなビニール袋を持ってきてくれた。
それにコート入れて口を縛って、足元に転がしとけっていうユニークなホスピタリティ、いいね。








去り際にも、また外観を眺めて、惚れ惚れ。
嗚呼、こんな酒場に来るために、俺は九州を出てきたんだよ、とまで思わせる歓びがあった。



この店に立ち寄ったのは2023年02月04日
↓「食べログ」での店舗情報
大八居酒屋 / 千林駅滝井駅千林大宮駅