いつか行ってみたいとGoogleMapsにマークしてる店はいっぱいあるのだが、どこにでもすぐには行けない。
普段の生活圏、仕事で行く場所、映画を観に行く街だと、割と容易なんだけどねぇ。
大阪市港区、JR弁天町駅から西の方というのは、まったく日常的に縁がない。
でもそんなこと言ってたらいつまでたっても行けないので、思い立って大阪メトロ中央線で大阪港駅まで。
駅から徒歩すぐ、「仲野酒店」。
どうやら飲めるらしいという情報は、事前に拾っていた。
駅から近いとはいえ地味で静かな路地にあるので、事前情報がなければ辿り着けないって感じ。
また、店先の様子もパッと見で飲めそうとは判断しづらいので、通り過ぎちゃいそうでもある。
どうでもいいが、暖簾の柄が竈門炭治郎だなぁ。
平日の15時台、先客はなし。
コンクリの土間ってのが良いね。
まずビール、キリンラガー瓶があって嬉しい。
灰皿もあって、ホッとひと息。
冷蔵庫、ショーケースの上といわず中といわず、乾き物とかカップ麺とかレトルト食品がいろいろと。
冷蔵ケースの中には、アテというか、その材料となる食材などが。
お願いしたら、いろいろ作ってくれるのかもしれない。
が、カウンター内には、おでん鍋。
この日も暑く、また暑さのピークとなる時間帯ではあったが、おでん……逆に惹かれた。
玉子、厚揚げ、どちらも穏やかに味が染みて、うまかった。
おでん、年中やってるとのこと。
立ち飲みカウンターは長く、夜になると多くの客で賑わうのだろうか。
奥に座れる席があり常連客はそちらへ直行。俺にも座れる席を案内してくれたが立って飲むのがいい。
港湾の仕事が盛んだった時代には、朝から大繁盛だったかもしれないね。
そんなことを思いながら、まったりと昼酒を楽しめた。
おまけに安かったよ、ビール大瓶1本おでん2個、650円。