全国に向けて誇りたい喫茶店「マヅラ」大阪市北区梅田


<追記:2023年12月26日>
月替わりのケーキも「マヅラ」の楽しみのひとつである。
とか言いつつ、毎月きっちりケーキを楽しんでいる程の熱力ではないが。
でも12月は特別なんだよ、だってシュトーレンだからね。









そんなわけで、昨年に続いて今年も「マヅラ」でシュトーレンをと12月初旬に。
コーヒーとのセットでいただいた。









まぁ、俺にとって年中行事のようなものなんですよ。
来年も再来年も、末長く「マヅラ」でシュトーレンが食えますように。





まだ残暑の厳しい9月のこと。
飲み会という催しでのみ使われる存在であろう“食べ飲み放題 完全個室”な店での1次会を終えて、辟易。
幹事が“2次会はカラオケで”と声かけしてたので断り、数名だけ誘って飲み直す。









もう「マヅラ」は閉店時刻が近いなという時間帯だったので「ジョニーウォーカー」の方へ。
ジョニーウォーカーレッド、お供にレーズンバターとチョコレートでご満悦。









やっぱなぁ、飲み会とかってのは、気持ちの何処かが擦り減るっていうか、ね。
いやまぁ多人数での飲食が、と言うよりは飲み会に使われるような店で過ごす時間がね。
なんでこんな場所で時間と金を浪費してるんだろう、って疲弊するのね。
「マヅラ ジョニーウォーカー」で魂の平穏を得た。



しばらくして、1次会で別れたメンバーが追撃してきた。
なんだよ、カラオケ行ったんじゃねーのかよ。
しかし君ら、席が無いぞ「マヅラ」ほど広くないんだから「ジョニーウォーカー」の方は。









店の人が気を遣ってくださり、「マヅラ」の方へ移動させてくれた。
もう21時も近いタイミングで閉店時刻間際だし、無理を聞いてくれてるのかと申し訳なく思った。
でも我々の他にも何組か滞在しているお客さんもあったし、アリなのかな。
「マヅラ」店頭のジョニー・ウォーカー氏が店内に引っ込められてる、レアな光景を見ながら飲めた。
これは2023年09月22日のことだった、ありがとうございました「マヅラ」。





<追記:2023年05月11日>
長いこと営業してて無くなることなんてないような気が根拠もなくしていた飲食店が、相次いで店を畳んだ。
でもまだ「マヅラ」はあるから嬉しい。









いつもと違うほうの入り口からアプローチしてしまい、店先だけ改装したのかと思ってしまった。
それだけこっちの入り口には馴染みがなかったんだな俺。









記憶違いでなければ、この店でフードメニューを頼んだことはなかった。
ナポリタン500円なんだね、安いな、いまどきちょっとこんな値段ではナポリタン食えないよね。









銀の皿で提供されるのが嬉しいナポリタン。
パッと見の印象で、なんか麺が細めだなと感じた。
昔ながらの喫茶店のナポリタンっぽく銀色の皿にのっているなら、もっとボテっと太い麺が相応しいのでは、と。
が、食べてみると、もにゅっともちっと、やわらかくて昔ながらのナポリタンってこうだよね、と納得。
べちゃっとケチャップ味なのも、良い。









食べ終えて、ケーキセットも追加注文。
ケーキは月替りなんだけど、この5月は……なんというかなんと呼べばいいのかわからない感じのケーキ。
全体の配色はパンダっぽく、カラフルなチョコスプレーの色味はうるさく、キッチュで面白いね。









ついでだから1月のケーキも載せておこう。
2023年01月の月替り、あんバターチーズケーキ。
なかなか攻めたケーキもあって、毎月でも楽しめるね。



「マヅラ」さん、末永く。
お願い。





<追記:2022年12月15日>
やっぱ12月はシュトーレンだよね。









もう10日ほどでクリスマスかという12月のある日。
コーヒーなど飲もうと「マヅラ」へ。









おお、今月の手作りケーキはシュトーレンではないか。
うん、クリスマスシーズンだもんねぇ、そりゃそうだよねぇ。
ぜひ食いたいなと、ケーキセットでお願いした。









スライスされた2片のシュトーレンにホイップされたクリームが添えられて。
本来なら塊で購入して、ちょっとずつスライスしながら何日にもわけて食するものだが。
それは、クリスマスを待ちわびながら家族でわかちあいながら行うものだよね。
独居おっさんである俺がそれをやろうとすれば、ちょっと侘しくもなるだろう。
だからこうして、店でスライスされたものが提供されるのは都合が良いな。









ケーキセット、あいかわらず500円だな。
安いよ、梅田の一等地の、しかも素敵な空間で、ケーキセットが500円って素晴らしいよ。
やっぱ「マヅラ」は素敵だなぁ。


<追記:2022年03月05日>
久しぶりに立ち寄った、2022年03月01日。

マヅラマヅラ

以前はどの席でも喫煙可だったと記憶しているが、今は分煙なんだねぇ。
タバコを喫う客は、奥のほうへ案内される(が、別に空間は仕切られていないので分煙の効果はどんなもんか)。

マヅラマヅラ

実はウイスキーを飲もうと思って寄ったのだが、昼間は提供していないと。
これは以前からそうだったっけかな。
じゃあウイスキーは諦めてコーヒーとケーキで。

マヅラマヅラ

ケーキは選べなくて、月ごとに1種類だけなのかな、このときはチーズケーキ。
コーヒーとぉ、それとケーキ、ってな注文をしたのだが、親切にケーキセットとして伝票処理されていて感謝。
あ、改めて伝票に印刷されてるわな酒を提供するのは18時からなんだね。

久しぶりに来たら、ちょっと変わったなと思ったが、時流に合わせてちょっと変化しつつも、長く存在し続けて欲しいって思うよ。

<追記:2019年04月16日>
ここには何度か再訪している。

マヅラ

最初に行ったとき大きな感銘をうけて、そして次は夜にジョニー・ウォーカーを飲みに行きたいと思った。

マヅラ

なにしろ店の前にジョニー・ウォーカー氏の立像があるから、ここでジョニー・ウォーカーを飲むべきだろう。
酔っ払うほどの分量ではない、きちんとした水割りが提供された。
これが一杯350円で飲めて、ホッとひといきつくことができる、梅田で。

マヅラ

大都会である大阪の、しかも梅田で、すごく安く寛げる素晴らしい店だ。

マヅラ

また最近では、行こうと思わなくてもなんとなく立ち寄ることがある。
そもそも、そういう使い方がこの店には相応しいと思う。

マヅラマヅラ

ちょっと仕事の合間、用事のついでにコーヒーを飲みに立ち寄る。
やがて気づいたんだが、コーヒーに添えられるスプーンとミルクポットが、地味に秀逸だと気づいた。
まずデザインがソリッドで良いのだが、安定性がすごいなと気づいた。
ソーサーの上に置かれたスプーンとミルクポットは、コーヒーカップを持ち上げるとたいてい置かれた位置を保持できずにズレる……という経験を何度も喫茶店でしている。
ここでは、それがない、安定している。
小さなことだが、とてもストレスフリーで小さく感動した。

マヅラマヅラ

それにしても、昼に行くと店先で御大将が客を呼び込む声掛けをしているのだが、いつも声量がスゴくてシャンとしてて素晴らしいよなぁ。

<初回投稿:2018年01月28日>
大阪へ足を運ぶ機会のあるごとに、立ち寄りたい飲み屋のリストを作って巡る順番も決めてガチガチに行動予定を組むのだが、まぁ大人気ないというか飲み屋ヲタクのようでキモいなと我ながら思うのだ。
そんなわけで、いつものようにリストを作ったが今回は、喫茶店を2軒リストアップしている。

ぜひとも行きたい喫茶店があった。

マヅラ

大阪駅前第1ビルの地下1階にある「マヅラ」。
このビルには以前に「銀座屋」を目当てに訪れたことがあるが、そのときは素晴らしい喫茶店が同じ建物にあるとは知らなかった。
ネットでいろんな検索とかしてた際に、たまたま知った、割と最近に。
それで、内装の画像を見て、とても行ってみたいと思ったわけなんだ。

マヅラ

ジョニー・ウォーカー氏が目印になり、場所はすぐに判る。
それにしても颯爽としてるなウォーカー氏、と思う間もなく店内の様子が視界に入る。

マヅラ

ああ、これがそうか……と俺は感激したのだが、上に載せている画像では皆さんには伝わらないだろうなぁと申し訳ない、ちゃんと撮れていないから。
この店に行きたいと思ったのは、とても洗練されたモダンで斬新な内装を実際に見たい、と思ったからだ。
開業は確か1970年だったか、その時点で最先端の未来のヴィジョンを意匠に込めた内装が、今の視点で最高にクールなレトロフューチャーとして魅力的な空間になっているという様を、見たかったんだ。
それが撮れてないので口惜しい。

ところで、この店は喫茶店だ。
そして、とても安くコーヒーが飲める店である。

マヅラ

コーヒー250円。
全国チェーンの低価格カフェくらいの安さ。
他にはないユニークで素敵な内装の店なのに、コーヒーの値段は驚くほど安い。
コーヒーの味は決して安っぽくはなく、濃いめで酸味も感じる、ちゃんとして美味しいコーヒーだ。
キタの繁華街にこういう店があれば、そりゃ賑わないはずがないってわけで、この日もフロアは混んでいた。
この店は100坪もあるそうなんだが、ほぼほぼ満席という感じに賑わっていた。
それで店内の写真がうまく撮れなかったんだよ、と言い訳させてもらう。

マヅラ

コーヒーだけでなくアルコールも飲める。
ジョニ赤が350円って、安いな、立ち飲み屋より安いんじゃないか?

マヅラ

メニューには仕事しちゃダメとかパソコン開いちゃダメという注意が記されている。
それは長居するなということなんだが、それはそうだと納得できるよ、なにしろ梅田の一等地で、この低価格。
回転率は高めないとやってられない。
そして客はひっきりなしに次々に訪れるし、俺のように“お上りさん”ではなく当たり前に普段使いしている様子の客ばかりだ。
だからこそ開業から70年も、安い値段でやっていけているということだよね。
そこに敬意を表しなければ馬鹿なので、ちょっとMacを開いてメールの処理などしたかったが、俺も喜んで店のルールを守らせてもらう。

あ、タバコはぜんぜん喫えたので嬉しい。
そこは老舗ならでこそだよね。

マヅラ

内装だけでなく伝票も素敵だったな。
こちらはモダンとかクールというより、キッチュな可愛さがあった。
伝票に書かれたコピーも可愛い、パーティとかできるんだね、やってみたいなぁ。

帰り際に、店の外に掲示されてた内装の写真を未練がましく撮った。

マヅラ

これで内装の素敵さが伝わるかなぁ。
ラウンジ状の席、店内中央の円形状にレイアウトされた席(こここそが見所だと思う)に着くにはチャージが必要とのことだが、ぜひ払って座りたい。

この店にはまた、開店直後のまだ客の少ないであろう時間帯に、必ず再訪したい。

↓「食べログ」での店舗情報

マヅラ喫茶店喫茶店 / 北新地駅西梅田駅梅田駅(阪神)