大阪市港区、朝潮橋駅最寄りでハシゴ酒の3軒目。
大阪市港区には飲める“酒店”が多い。
弁天町駅からそう離れていない「富士屋酒店」、「西村酒店」。
朝潮橋駅が最寄りとなる「富士屋酒店」、「田中酒店」、「立ち呑み なかもと」。
大阪港駅最寄りの「仲野酒店」、「横田酒店」など。
角打ちできる酒屋だったり、もはや酒屋としての様子はなく立ち飲み屋だと感じたり、店ごとに違う。
共通して、早めの時間帯から飲める傾向があるが、夕方からしか飲めない店もある。
こちら「木村酒店」には「木村酒店直売所」が併設されている。
酒屋は早い時間帯から開いているが、直売所のほうは17時から開くようだ。
何年か前、昼下がりに訪れた際は直売所は暖簾が出ておらず飲めなかった。
日本酒を、日暮近く気温も下がってきたので熱燗でお願いした。
燗をつけるのは電子レンジだが、熱くなったコップ酒に最後に常温の酒をクッと注いでくれる。
店の親父さんがカウンター内から出てきて、席までコップ酒と一升瓶を持ってきて、目の前で注いでくれる。
それで、良い塩梅の温度となる。
レンジでの燗つけは風情がないなぁと思ったら最終的に風情があった。
画像は、手元に引き寄せる際にこぼれないように、チュっとひとくち飲んだ状態。
もとは、なみなみたっぷりだったことは言っておきたい。
ドタマかち割るのに適してそうな、ゴツい灰皿がカウンター席上にあった。
つまり喫煙可、この店はこの日の3軒目なのだが先の2軒はどちらも禁煙だったから、ことさら嬉しい。
ようやく喫える、それも心置きなく、という喜び。
立ち飲みではなく座り。
カウンター上には、酒屋の角打ちっぽく乾きものなどが並ぶ(ここは角打ちではないが)。
カウンター内厨房の大きな冷蔵庫には、アテを記したホワイトボード。
しかしホワイトボードに値段は記載されてないのよね。
でもまぁ、そんな高くはないだろうと、カツオタタキをお願いした。
酒屋併設の飲み屋なりの、ざっくりしたものを想像したが、なかなか美しい盛り付け。
見た目の美しさはテンション上がるので、酒をもう一杯。
お客さんが少し引けたタイミングで店内を改めて見回すと、奥のスペースにテーブル席もあるのね。
このとき、既に2軒で大瓶ビールを飲んでいて、ここではビール飲まなかったが大瓶490円。
結果的に3軒を巡って、喫えたのはここだけ。
ようやく飲めるし喫えるし、という安堵があった。
この店に立ち寄ったのは2025年02月20日
「食べログ」の登録は見当たらず
大阪府大阪市港区夕凪2-9-30